“いまもなお世界中の旅行者を魅了してやまないタヒチ発祥の水上バンガロー”、その起源を辿る。

May 6, 2021 場所 体験

美しい風景、豊かな文化、タヒチの島々はまさに『夢の旅先』と呼ぶに相応しい場所です。

タヒチの島々は、日本でも馴染みのあるボラボラ島を中心に、

その美しい自然と独自の文化に魅了された多くの旅行者から高く支持されている旅先です。タヒチの島々ならではの特徴のひとつとして、恵まれたホテルのインフラ環境があります。

水上バンガローは多くの旅行者が想いを馳せる、異国情緒、ロマンス、夢の旅、の象徴であり、特別な宿泊体験を提供します。水上バンガローはタヒチの島々の魅力を満喫する上で避けては通れない存在となっています。この水上バンガローでは、独立した住居のようなプライベート感や部屋からラグーンへの直接アクセスに加えて、景色の素晴らしさ、ターコイズブルーの海、光輝く星空を楽しむこともできます。 

ライアテア島 バリハイホテルの最初の3つのバンガロー (1967年) © Hugh_Kelley


人々を魅了してやまない象徴的な宿泊スタイルの起源を辿る。

このスタイルの宿泊施設は何世紀も前から存在していると思う人も多いかもしれません。たしかに今でも「水上の家」で暮らす人々は多くの国で見受けられます。でも皆さんはご存知でしたか?この水上の家をポリネシアの伝統的なスタイルでつくられたバンガローとして世界で初めて宿泊施設で提供したのはタヒチの島々なのです。その歴史も1960年代と比較的新しく、1967年にパンダナスの葉を乾燥させて作られたこの茅葺き屋根の家はココナッツの幹の柱の上に建てられ、以来、地球上で最も特別なバケーションの象徴となりました。 他のデスティネーションにも影響を与えているこの水上バンガローの魔法は、ライアテア島モーレア島ティケハウ島タハア島、そして雄大なボラボラ島で今もなお生き続けています。

1967年、後に「バリハイ・ボーイズ」として知られることになるヒュー・ケリー、ムック・マッカラム、ジェイ・カーライルの3人のカリフォルニア人は、南太平洋の中心地であるモーレア島の雄大な自然、美しいビーチ、そして数々の晴らしいダイビングスポットに魅了され、この場所にホテルを建てることを決めました。さらに、彼らは全く環境の異なるライアテア島にも2つ目のホテルを建てることを考えました。ビーチも砂浜もないこの場所で旅行者を満足させるために思いついたのが、この後にタヒチの島々の観光業に壮大な影響を与えることになるアイデアでした。水上に建てられた部屋からラグーンに直接降り立つことができ、部屋の中からも海洋生物を観察することのできる宿泊スタイルを提供できないだろうか、と…。この発想をもとに水上バンガローは誕生しました。

 

マーロン・ブランドからレオナルド・ディカプリオ、そしてレディー・ガガやキム・カーダシアンまで…タヒチの島々は世界中のセレブを魅了し続けています。

Le Taha’a by Pearl Resorts (ル タハア バイ パール リゾーツ)
© David Kirkland

穏やかなラグーン、パウダーホワイトの砂浜、クリスタル クリアの海を有する南太平洋は、水上に建てられたラグジュアリーホテルにとって理想的な場所といえます。タヒチの島々に訪れた際は、是非一度は水上バンガローを体験してください。きっと一生忘れられない思い出になるはずです。

 

タヒチアンゲストハウスでの宿泊

© Hélène Havard

水上バンガローはポリネシアンドリームの重要な要素ではありますが、実はタヒチの島々では予算に応じて様々なタイプの宿泊施設を提供しています。

タヒチの島々の独自性と同じく、その至る所にユニークな地元経営の宿泊施設が点在し、訪れる人をタヒチの日常的世界へと誘います。このような小さな宿泊施設やファミリーホテル、ゲストハウスでは、様々な体験型サービスでタヒチアン・ライフに浸らせてくれます。多くの場合、施設の構成は1~12室ほどの客室またはバンガローがビーチや山、谷、または村の中に建てられています。また、1つの家の中に客室が備えられているスタイルや、個人所有の島に建てられたプライベート・ホームの中にすべてが整っているスタイルもあります。

タヒチの島々のゲストハウスでは、地元で採れた材料をポリネシアの伝統的なレシピで調理するとてもユニークなサービスを体験する事もできます。