目を見張るような景観、南国の花々、そして地元の人々の温かいおもてなし。これらの特色を持つタヒチの島々は、「世界有数の楽園」として広く知られています。ダイビング、シュノーケリング、サーフィン、ハイキング、カヌー、パラセーリングなどの野外でのアクティビティに加え、タヒチアンダンス、パレオペインティング、パーカッションなどの文化的なアクティビティも豊富で、旅行者を飽きさせることがありません。
特にサーフィンに関していえば、タヒチ島のバラエティに富んだ波は唯一無二の存在。まさに知る人ぞ知るサーファー憧れのスポットなのです!
サーフィンの起源となったポリネシアのライフスタイル
サーフィンの起源については諸説ありますが、分かっているのは、18世紀にヨーロッパ人がポリネシアで木製の板の上に立つ男たちを初めて目撃したこと。これがサーフィンの原型と言われています。波乗りは当時からすでにポリネシア人の生活の一部でしたが、彼らはこの波乗りをスポーツとしては認識していませんでした。外国人による最初の記録は、ジェームズ・クックのエンデバー号(正式名称:国王陛下の三檣帆船エンデバー号)の航海に同行した植物学者ジョセフ・バンクスの航海日誌に登場します。バンクスは日誌に、タヒチ島のマタバイ湾で、波乗りに興じていた数人の男たちについて記述しています。
タヒチ語には、サーフィンを意味する言葉が二つあります。「ボード」を意味する「イリファアヘエ (iri fa’ahe’e)」、そして「ボードで水上を滑る」ことを表す「ホルエラア(horue ra’a)」。この言葉とサーフィンの原型と言われる波乗りが、古代ポリネシア人によってタヒチからハワイに持ち込まれ、現在のスポーツとしてのサーフィンに至ったと考えられています。
サーファーにとって理想的な環境に恵まれたタヒチ
チョーポー (Teahupoo) は、世界最大級のパワフルな波が、定期的に発生することで知られています。この地では、タヒチの島々の全生命をつなぐ力「マナ」を実感することができます。
タヒチはまさに「サーファーの楽園」。初心者から上級者まで、誰もが楽しめる質の高いサーフスポットが数多く点在し、またそれらのスポットは混み合っておらず、目の前でブレイクする完璧な波を独り占めできることでしょう。
タヒチの島々でおすすめのサーフスポットをご紹介します:
- 初心者向け:
タヒチ島東海岸のポイントビーナス (Venus Point) と南海岸のパパラ (Papara) では思い出に残るサーフ体験が待っています。 - 中級者向け:
テアバイチ (Te Ava Iti)、テアバイノ (Te Ava Ino)、バイラオ (Vairao) が絶好のサースポットを提供してくれます。 - 上級者のみ:
パペーテ (Papeete) から10kmほど離れた西海岸に位置するタアプナ (Taapuna)では、チョーポー (Teahupoo) と並ぶリーフポイントに挑戦できます。
世界有数のビッグウェーブがやってくる島、タヒチ
タヒチ島の最南端沿岸から沖合のサンゴ礁に位置するサーフスポット「チョーポー(Teahupoo)」は伝説的な波を生み出すポイントとして知られ、1990年代まではその特有でチャレンジングな波を求め、選ばれし勇猛なサーファー達のみが訪れる場所でした。
チョーポーはケリー・スレーター、アンディ・アイアンズ、ガブリエル・メディナなどの世界的プロサーファーたちに愛され、サーフィンの世界大会サーキットのWSL(ワールドサーフリーグ)第7戦目として毎年8月に行われる「タヒチプロ・チョーポー」の開催地でもあります。
タヒチの波乗りのベストシーズンは乾季の5月から8月になります。この時期、タヒチの南と南西の沿岸部にはハワイでも見られる大きくチューブになる波がやってきます。他にもサーフィンに良いシーズンは10月から3月にかけての北うねりが届く時期です。乾季の時期より優しめで、上級者に限らず、広いレベルのサーファーが楽しめる波がやってきます。
4つ星ホテルからタヒチ風のゲストハウスまで、心ゆくまで波乗り楽しみたいサーファーのためにあらゆる種類の宿泊施設をご用意しています。
タヒチ島を訪れる際は青く澄んだタヒチの海でサーフィンを楽しんでみませんか?