フランスの民法
タヒチでは、男女ともに18歳以上でなければ結婚ができません。法律では、18歳以上でなければどちらも現時点で結婚ができず、また直接的に結婚に関わることもできないと定められています。結婚式には新郎新婦本人が出席し、18歳以上の立会人1名の前で結婚の誓いを立てなければいけません。
すべての儀式はフランス語で執り行われることにもご留意ください。ご夫婦がフランス語を話せない場合は、式での問いかけをすべて訳す通訳者を同席させることができます。フランス国籍者またはフランス領居住者の結婚式における通訳者の同席は許されていません。すべての規則に則っていれば、希望する自治体での結婚が可能であり、希望日を2日分提示できます。フランス領ポリネシアでは、日曜と祝日に結婚式を挙げることはできないのでご注意ください。
タヒチでの挙式に必要な法的書類
「アポスティーユ」(または国際的に認められる公的書類)付きの身分証明書および出生証明書が必要です。いずれも挙式日から6カ月以内に発行されたもので、翻訳証明付きのフランス語翻訳が必要になります。出生証明書に明記されていない場合は、新郎新婦がまだ結婚していないことを証明するために、慣習証明書または未婚であることもしくは結婚する資格があることが分かる証明書を提出しなければいけません。必要に応じて、フランス語に訳した死亡証明書や離婚書類、住民票や反対者がいないという法的通知の証明書(法律により、通知が発行される国に限る)を提示しなければいけません。
また、新郎新婦またはウェディングプランナーのいずれかが、挙式を希望する自治体の市長に手紙を書き、「フランス領ポリネシアにおける海外挙式」という書類を記入して送らなければいけません。手紙および書類はいずれも挙式日の45日前までに希望する自治体の市長室に送る必要があり、その後、市長室から結婚式の日時の確認連絡があります。
細かい事務処理がすべて完了したら、市長室が自治体の掲示板にて挙式の告知を行います。
挙式当日は、新郎新婦、立会人、招待客は挙式予定時刻までに市長室へ向かいます。公法では、式の間、ドアは開けておかなければならず、式が終わると市長から新郎新婦に夫婦となったことを証明する公的書類が渡されます。
その後、夫婦でフランス語の書類を居住国へ持ち帰り、現地の法律のもと、婚姻を認める手続きを行います。
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